【珈琲の知識】アメリカンコーヒーって?第3次コーヒーブームから第4次コーヒーブームへ

珈琲・紅茶

 アメリカンコーヒーとは?と疑問に思った事はないでしょうか?

 気になって調べたからここにたどり着いたのだと思いますが、何となく薄いコーヒーでしょ?という印象が強いと思います。

 実はこのアメリカンという飲み物は、ロイヤルミルクティーと同じく和製英語なんです。
 海外では通じないのでお気を付け下さい。濃度が薄いという意味で広まってきましたが、実際はどういう飲み物なのかお話していこうと思います。



⇒ 【紅茶の知識】ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いと紅茶の等級のお話。オレンジペコって?

1.第1次コーヒーブームの到来

 最近たまに聞く珈琲のサードウェーブ
 よく知らないという方も多いのではないでしょうか?

 実は珈琲には第一の波から第三の波が現在起きています。さらっとここを抑えておくだけでも、珈琲に対する理解が変わってくるのと思います。

日本では、17〜18世紀頃に長崎出島にオランダ人から伝来されたと言われております。

 その後、日露戦争から第二次世界大戦に入り一時的にコーヒーの輸入はゼロになり、そこから終戦後の1950年代以降。19世紀後半から第一次コーヒーブームに入り、大量生産・大量消費のコーヒーの時代になり、その流通の発達により安価になったコーヒーは身近な飲み物になりました。

 そんな時代に産まれた”アメリカンコーヒー”

 定義としては「浅煎りで焙煎した珈琲豆を多めのお湯で淹れたコーヒー」をアメリカンと称しています。

2.アメリカンとアメリカーノ

 つまり簡単に言うと、当時はコーヒー豆はあっても良質な抽出器具もなく、入ってきていた豆もまだそこまで質が良かった訳でもないのです。そして第二次世界大戦による物質不足で価格も高騰していたので、必然的に薄いコーヒーにして飲まざるを得なかったのです。


 さて、ここでよくアメリカンと同じものと勘違いされている”アメリカーノ”。折角、アメリカンと第一次コーヒーブームについて知ったのでこちらの違いも抑えておきましょう。


 ”アメリカーノ”は、エスプレッソコーヒーをお湯で割ったコーヒーを指します。
 そのまま飲むと苦味が突出してしまうエスプレッソにお湯を淹れる事によって、すっきりとした飲み口になり、イタリア人には馴染みがなく「アメリカ人は珈琲を薄めて飲む。」とびっくりした所から名付けられたと言われています。 

 ここまでくると察しが良い人は気づいたかもしれませんが、カフェや喫茶店によってはコーヒー(ブレンド)等にお湯を加えた飲み物を、アメリカンと提供しているお店が多数あります。ド〇ールとか…。

 これはかつて本場で流行していたアメリカーノやアメリカンコーヒーを、色が薄くて苦味が少ないからお湯で珈琲を薄めているのか!と勘違いしたまま日本人が持ち込んだ事から産まれた飲み物です。
 それ故に、日本ではアメリカンコーヒーというと、珈琲をお湯で割った飲み物を指す場合もあるんです。

3.現在は第3次コーヒーブームから第4次ブームへ!

 そんなファーストウェーブの次に産まれたセカンドウェーブ

 この第二次コーヒーブームの特徴は、浅煎りの反動か深煎りの珈琲がムーブメントになっていきました。
  1996年にスターバックスコーヒー第一号店が銀座にオープンしたのをきっかけに、シアトル系のカフェスタイルが流行し、エスプレッソとミルクを使ったカフェラテ等のアレンジドリンクが普及したのがこの時代です。

 そして、サードプレイスという概念。考え方も普及していきました。
 これは自宅や職場とは隔離された、心地のよい第3の居場所という意味です。 どういう事かと言いますと、今まで第一次コーヒーブーム(ファーストウェーブ)の時には自宅で珈琲を楽しむ物でしたが、セカンドウェーブによってコーヒーはカフェで楽しむ物。という変化をしていったのです。


⇒ 【珈琲の知識】カフェラテとカフェオレの違いって?


 そして現在は、第三次コーヒーブーム。ようやくここで珈琲のサードウェーブになるんです。

 これは簡単に言うと、栽培技術と科学技術の向上によって「高品質なコーヒー」が増加していったんです。
 コンビニや大手チェーン店の安くてまぁまぁ美味しい珈琲が爆発的にヒットしたのもサードウェーブと呼ぶ事があるようですが、基本的にはこちらを指します。

 高品質な珈琲の普及によって、スペシャリティーコーヒーという概念が産まれたんです。お客様一人ひとりに一杯ずつ厳選された高品質な珈琲、スペシャリティ―コーヒーを淹れる。といったカフェや喫茶店が主流になっていきます。

 これによって今では、産地だけはなく”農園”による違いや、”品評会”が盛んに行われるようになっていきました。カップオブエクセレンスのランクや、”ゲイシャ種”など品種による違いにも注目されるようになり、一種のブランド化がされていったのがこの時代です。



⇒ 【珈琲の知識】バリスタもおすすめインスタントコーヒー!イニックコーヒー(INIC Coffee)【口コミ】コチラの記事で、コーヒー豆の品種について触れているので気になる方は是非。



 それでは、今後のフォースウェーブ第四次コーヒーブームは一体どうなっていくのでしょうか?
 珈琲の消費が落ち着いてきた現在。農園の誰が作ったコーヒーなのか、誰が淹れたコーヒーなのかという見える化になるだろう、健康ブームからデカフェなどのカフェインレスが主流になっていくのでは?とまだ色んな情報や憶測が飛び回っております。

 私個人としても、間違いなく珈琲と喫茶という文化にフォースウェーブという変化がまた訪れると思います。飲食業全体として考えても、高品質高サービス化とお手頃な低価格の二極化がどんどん進んでいくと考えてます。

 そんな時代の変化にも対応し、コーヒーは変わらず愛され親しまれるているだろう。という点は変わらないでしょうから、みなさんも今後ともそんな変化も珈琲と共に楽しんでいって貰えたらと思います。

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