【紅茶の知識】ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いと紅茶の等級のお話。オレンジペコって?

珈琲・紅茶

 皆さんは紅茶を飲みますか?
身近でポピュラーな飲み物ですし、きっと一度は飲んだことがあるはず。

やっぱり最初にイメージが湧くのはリプトン午後の紅茶でしょうか。
私も好きで学生時代はほぼ毎日飲んでいた気がします。懐かしい…。

さて、そのイメージのみだと紅茶って甘い飲み物ですし、ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いが解らないのではないでしょうか?

【珈琲の知識】はじめての方への珈琲のお話。



1.そもそも紅茶とは?


まずは紅茶のもとになるお茶の樹について知りましょう。

実は紅茶も緑茶もウーロン茶も、元のお茶の樹は同じです。
それはツバキ科の常緑樹で、学名を「カメリア・シネンシス」と言います。

では緑茶・ウーロン茶・紅茶とはどう違うのでしょうか?

どれも同じように茶葉から作られていてほとんど変わらないのですが、
ただ一点だけ、どれだけ発酵させるかという製造方法が違うのです。

ざっくり説明すると、発酵させないのは緑茶
完全に酸化(完全発酵)させたのが紅茶。中間の半発酵がウーロン茶。といった違いです。

紅茶は、摘んだ葉をしおらせて機械にかけて揉み、充分に酸化発酵させて作ることから、発酵茶とも言われています。

このチャノキは、葉の大きさや木の高さの特徴から、アッサム種(大葉種)中国種(小葉種)の2系統に大別されていて、アッサム種は紅茶向きで、中国種は緑茶向きとされていますす。

アッサム種の方がタンニンが多く、薫り高く濃厚な風味なのも特徴です。

2.オレンジペコの正体


ここでよくある勘違い、オレンジペコというのは茶葉の種類や銘柄ではありません
オレンジの香りがするイメージを持っている方もいるようですがそれも違います。

オレンジペコというのは紅茶の等級(グレード)を表した区分なのです。

等級(グレード)というと、品質やクオリティを表しているのではと思われがちですが、これはあくまでも茶葉の大きさや見た目を表しているだけで、大きいから良い。小さいから悪い。といった事はないので、これもまた勘違いされがちなポイントなので注意です。

フルリーフ … 切断せず砕かない状態の茶葉。よく見ると葉っぱの形がそのまま。
⇒ フラワリー・オレンジ・ペコー(Flowery Orange Pekoe)、オレンジ・ペコー (Orange Pekoe)、ペコー(Pekoe) 、ペコー・スーチョン(Pekoe Souchong)など、

ブロークン … 切断したり砕いた茶葉。明確な大きさは産地などにより様々。
ブロークン・オレンジ・ペコー(Broken Orange Pekoe)、ブロークン・ペコー(Broken Pekoe)、 ブロークン・ペコー・スーチョン(Broken Pekoe Souchong)、ファニングス(Fannings)など、

ダスト(Dust)  … 粉末状のとても細かい茶葉。ダストと呼ぶと良くないイメージがあるかもしれませんが、上質なものから低質なものまで様々。ティーバックやミルクティー用に使われる事が多いようです。


※また、CTCという特殊な製法の茶葉もあります。これは機械で細かくした茶葉を丸めて作られた茶葉で、Crush(押しつぶす)、Tear(引きちぎる)、Curl(丸める)の略で、短時間抽出の為に開発された製法で外観は特徴的な粒状をしています。

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3.ミルクティーとロイヤルミルクティーの違いとは?


さて、ここで肝心のミルクティーとロイヤルミルクティーの違いですが、
簡単に別けると発祥が違いまして、イギリス式とインド式の二種類になります。

紅茶の本場イギリスの淹れ方のイングリッシュ・ミルクティーと、
紅茶の栽培の本場であるインドで産まれたインディアン・ミルクティーです。

一般的にミルクティーと言われているのは、イギリス式の物です。
こちらは淹れた紅茶の後からミルクを注ぐ飲み方で、飲み口はさっぱりしています。

一方、チャイと呼ばれているのが、インド式のミルクティー。
茶葉とミルクを一緒に煮だして作る飲み物で、ミルクの量が多くまろやかで濃厚です。
このチャイを実は日本では”ロイヤルミルクティー”と呼んでいます。

ただ、実はこのロイヤルミルクティー。日本独自の和製英語でして、海外には存在しません!
これを抑えておけば間違える事はないと思います。

今回の話をFMラジオでも紹介しているので、良かったらコチラでもどうぞ。

 



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